M100銀河
かみのけ座のM100銀河
かみのけ座とおとめ座の境界付近は、数多くの系外銀河が見える星域で、これらの銀河の集まりはおとめ座銀河団と呼ばれています。 M100銀河はおとめ座銀河団の北西で輝く系外銀河で、1781年にメシャンによって発見されました。 メシエはその後観測し、「M98、M99とともに淡いので見にくい」と記録しています。
M100銀河はSc型に分類される渦巻き銀河で、真上から渦巻きを見下ろす形になります。 写真のようにクルリと巻いた銀河の腕が美しく、その外側には淡いハローが広がっています。
大型望遠鏡で観察すると美しい銀河と言われていますが、 メシエの記録通り、M100銀河は淡いので観測しづらい天体です。 口径5センチの双眼鏡でその姿を確認するのは難しく、口径10センチ程度の望遠鏡でぼんやりと姿が見える程度です。 M100銀河の腕の様子を確認しようと思えば、30センチ以上の天体望遠鏡が必要でしょう。
この写真は、昔ながらの純ニュートン反射望遠鏡と冷却CCDカメラを使って撮影しました。 M100銀河を視野の中心に置いたところ、右下の系外銀河NGC4312が半分に切れてしまいました。 もう少し写野の広い光学系を使って、両者を構図取りしてみても面白いかもしれませんね。
M100銀河は渦巻きが美しいので以前から撮影したいと思っていましたが天候に恵まれず、今回やっと撮影することができました。 次回はもう少しクローズアップで撮影してみたいと思っています。
Imaging information
撮影機材: タカハシMT-200反射望遠鏡, 国際光器製ヘラクレス赤道儀
使用カメラ: SBIG ST-2000XM, Astronomik Type2C LRGBフィルター
露出時間: L:15分×8フレーム, RGB:各10分×2フレーム
画像処理ソフト: ステライメージ7, PhotoshopCS5
撮影場所: 岡山県備前市吉永町、2013年撮影