作者プロフィール
はじめまして、天体写真家の吉田隆行(ハンドルネーム:Ryutao)です。 このWebサイトと掲載している天体写真の作者です。 天体写真の世界にお越しいただき、ありがとうございます。
当サイトでは、宇宙の写真を集めた天体写真ギャラリーをはじめ、 天体望遠鏡や天体撮影に関係する情報を各ページでご紹介しています。 お時間のあるときに、サイト内をゆっくりとご覧いただければ幸いです。
当ホームページ以外でも、雑誌、テレビをはじめとした様々なメディアを通じて、 天体や星空の撮影方法や、デジタル撮影機材のレビュー記事等を執筆しています。 最近は、星空のイベントにも協力させていただいていますので、 どこかの星空イベント会場で姿を見かけましたら、お声をかけていただければ嬉しいです。
星との出会い
星との出会いは小学生の時です。 小学校の授業で星について学び、天体望遠鏡に出会ってから、星空に興味を持ちました。 それから毎晩星空を眺めるのが私の楽しみになりました。 しばらくして叔父に天体望遠鏡で星を見せてもらい、ますます星空に興味を持つようになりました。
あるとき、両親に小さな望遠鏡を買ってもらうことができました。 小さな天体望遠鏡でしたが、初めて自分の望遠鏡で覗いた宇宙は今でも忘れられない貴重な思い出です。
それから引っ越しや仕事等で星見を中断したこともありましたが、星空はいつも心のどこかにあって、 仕事に疲れたときにはよく夜空を眺めていました。 夜空に輝く星々は雄大で、毎日のストレスを和らげてくれる貴重な存在になっています。
私の作品作りと信条
天体写真は小学生の頃から撮り続けていましたが、本格的に作品を発表し始めたのは2000年頃からです。 昔は、中判銀塩フィルムカメラが天体撮影の主要機材でしたが、今ではデジタルカメラでの撮影が中心です。 デジタル一眼レフカメラの性能が向上すると共に、驚くほど美しい宇宙の写真が撮影できるようになりました。 私もデジタル一眼レフカメラや天体専用デジタルカメラ(冷却CCDカメラ)に機材を切り替え、 更に遠い宇宙を撮影するようになりました。
機材はデジタルに移り変わりましたが、私が作品作りで目指しているのは、 銀塩ポジフィルムのような豊かな諧調と色合の表現です。 自然な調子と豊かな色合が特徴の私のデジタル作品は、それまでのデジタル天体写真になかった印象との評価をいただき、 「吉田調」と呼ばれ、大変光栄に思っています。 今でもその時の新鮮な気持ちを忘れないよう、日々、新しい表現に取り組んでいます。
最近では国内だけでなく、海外でも活動の場を広げています。 アメリカの天体写真家の推薦をいただき、アメリカNASAのAPODや、 海外の著名な天文サイト「TheUniverseToday」でも私の作品が紹介されました。 また、ドイツの天文機材カタログでも私の作品を紹介いただいています。
広島市にて個展を開催
2008年夏には広島市の文化財団の主催で、天体写真の個展を広島で開催していただきました。 夏休みの開催だったため、たくさんの方々にご覧いただくことができました。 特に写真展を見に来てくれた子供達と話すことができたのは、大変楽しい経験でした。
広島市での2回にわたる写真展の後、静岡県富士市にある富士川楽座でも写真展が開催されました。 新世代のプラネタリウム「メガスター」との共演だったこともあり、 大変多くの方々に作品をご覧いただくことができました。
また、2009年より、月刊の天文雑誌「星ナビ」にて、 天体写真とその作品作りについての記事「宇宙は美しい」を連載させていただいています。 是非ご覧いただければ幸いです。
NHKのテレビ番組に出演
2012年には、NHK Eテレの「趣味Do楽:思い出を残そう!達人が教えるデジタルカメラ」というテレビ番組に講師として出演しました。 このテレビ番組は8回シリーズの写真講座で、生徒役のダンカンさんと息子さんの虎太郎君が各分野の写真家に手ほどきを受けながら、 写真撮影のコツを学んでいくという番組でした。そのデジカメ番組の中で、私は天体写真撮影の講座を担当しました。
番組の収録は北海道津別町で行い、デジタル一眼レフカメラを使った星空撮影の方法をご紹介しました。 NHKスタッフの皆様をはじめ、宿泊先の方々にもお世話になり、 大変過密なスケジュールでしたが、終始楽しく番組の収録をすることができました。
右上の写真は、そのテレビ番組収録の時に撮っていただいたダンカンさんと虎太郎君との記念写真です。
真夏でしたが北海道は大変涼しく、寒がりの私はウィンドブレーカーを羽織っています。
※写真掲載のご了解を得ています。
星空環境とこのサイト
日本は経済力のある先進国ですが、残念ながら星空環境の点では世界の中でも劣悪な環境にあります。 特に都市部の光害は酷く、東京や大阪の街では、晴れていても星が見えないため、 夜空が晴れているのかどうか、わからないことがあります。 郊外の周辺都市の光害も進んでおり、いずれ田舎に出かけても天の川銀河が見えなくなる日が来るかもしれません。
これからは宇宙の時代と言われていますが、このような状況では、日本で宇宙に夢を馳せることは難しいでしょう。 将来の日本では、天の川銀河をテレビやプラネタリウムなどの映像でしか知らない子供達も出てくるかもしれません。
日本が星空を失った世界になって欲しくありません。 そんな気持ちもあって、このサイトを立ち上げました。 個人運営なので至らぬ点も多いと思いますが、宇宙の写真を見て楽しんでいただいたり、 天体写真撮影時の参考にしていただいたり、いろいろな形でお役に立てれば幸いです。
謝辞
このホームページの運営並びに天体写真の撮影にあたりましては、 護摩壇山天体写真友の会、西明石天文同好会、八塔寺星を観る会、 岡山アストロクラブの皆様に大変お世話になっています。 また、友人や撮影場所等で知り合った方々にも様々なアドバイスやご協力をいただき、大変感謝しております。 この場で深くお礼申し上げます。 そしてこのページを見てくださっている皆様。ご来訪ありがとうございます。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。
吉田隆行(Takayuki Yoshida) 兵庫県出身
作者略歴
1982年 モノクロフィルムで星空の写真を撮り始める
1986年 ハレー彗星ブーム到来。天文写真にのめり込む
1991年 天体写真コンテスト初入選、以後入選を繰り返す
2004年 デジタル撮影機材を本格的に取り入れる
2008年 広島市文化財団主催による天体写真展開催
2008年 広島市にて第二回写真展開催
2009年 道の駅富士川楽座9周年特別企画にて写真展開催
2009年 アメリカの天体写真家R.J GaBany氏と星ナビ誌面で対談
2011年 道の駅富士川楽座にて第二回写真展開催
2011年 2011年度大学入試センター試験に写真採用
2012年 NHK趣味Do楽「思い出を残そう!達人が教えるデジタルカメラ」に出演
2012年 Tokyo FM「Eco Action World」に出演
2013年 スタジオグラフィックス社にてアイソン彗星撮影特集を執筆
2014年 浄土真宗本願寺派 月刊誌「御堂さん」にてコラム執筆
2015年 ニコンD810Aシューティングガイドの監修、作例撮影
2015年 TBSラジオ「Mr.COMPASS」に出演
2015年 ニコン天体撮影サイト「ニコンのカメラで天体写真を始めよう」の監修
2015年 NHK高校講座 「科学と人間生活」に出演
2016年 兵庫県若杉高原開催の星空イベント協力
2016年 宇宙×高校生 ワークショップ TELSTARイベントに協力
2017年 養父市星空フォトコンテスト審査員
2017年 ニコン 「夜景・星空クィックガイド」の監修、作例
月刊誌星ナビにて天文ギャラリー「宇宙は美しい」を連載中
協栄産業株式会社Webサイトにて新製品レビュー執筆中
各種メディア上で製品レビューや星空撮影方法の記事を執筆中
個性派ライターが集うJunkStageにて「天体写真にようこそ」連載(休止中)
中高生をメインターゲットにした宇宙広報団体 TELSTARの活動に協力
主な過去の受賞歴等
茨城県美和村フォトコンテスト優秀賞
天文ガイド最優秀賞受賞をはじめフォトコンテスト入選作品多数
鳥取市さじアストロパーク星景写真コンテスト一席
アメリカNASAのAPODにて作品紹介
アメリカの天文サイトTheUniverseTodayにて作品が紹介
MicrosoftのUltimateサイトにて天体撮影のスタイルが紹介される
写真以外の業務
天文専門書や天体関連マニュアル等の翻訳
Lacerta MGENマニュアル翻訳、ZWO社 ASIの翻訳等
※実用英語技能検定1級 所持