しし座のM66銀河
M66 Galaxy
Takayuki Yoshida
しし座のM66銀河
M66銀河は「しし座」に存在するSb型の渦巻き銀河です。しし座の後ろ足の辺りというわかりやすい位置して いるのと、あと2つの銀河と合わせてしし座銀河群と 呼ばれる明るい銀河団を形成しているので、比較的簡単に見つけることができる銀河です
その存在自体は5センチの双眼鏡でも容易にわかり、望遠鏡で覗けば、紡錘形をした形が見えてきます。ただ視 直径が8秒ほどと小さいので、腕の様子まではなかなか見て取ることができません。
タカハシμ300望遠鏡と冷却CCDカメラ、そ れにAO7を組み合わせて撮影した写真です。この日は気流が悪かったのですが、思ったよりも ディテールを表現することができました。長焦点撮影はいろいろな要因が組み合わさるので、とても難しい天体写真の分野ですが、この組み合わせ では安定して良い結果を残してくれて、とても満足しています。
Imaging information
撮影機材: タカハシミューロン300(レデューサー使用),ペンタックスMS5赤道儀
使用カメラ: SBIG ST2000XM, AO-7, Astronomik Type2C LRGBフィルター
露出時間: L:10分×10, RGB:各10分×2
画像処理ソフト: Stellaimage5, PhotoshopCS
撮影場所: 岡山県吉永町八塔寺,2007年撮影