いるか座

いるか座

いるか座は小さな星座ですが、歴史は古く、プトレマイオスの48星座の中にも記載されています。いるか座を構成する星は、3等星以下の暗い星ばかりですが、菱形をした星の並びが目立つので、思いの外、夜空で目立つ星座です。いるか座を探す際には、わし座の一等星アルタイルを目印にすると分かりやすいでしょう。

いるか座になったイルカは、ギリシア神話の中では海の大神ポセイドンの使いとして登場しています。あるときポセイドンは、海の神ネレウスの娘アンフィトリテに惹かれてしまいますが、強引過ぎて彼女は逃げてしまいます。そこで困ってしまった、ポセイドンを助けたのがこのイルカだと言われています。

いるか座には目立つ星雲や星団は存在していませんが、いるか座の目のところにあるγ星は色合が美しい二重星として知られています。天体望遠鏡をお持ちなら、その姿を確認してみてはいかがでしょう。青緑色とオレンジ色の星が寄り添った様子が見えるはずです。

星座名	英語名	略号	星数(5.5等まで)	特徴	季節
いるか	Delphinus	Del	41個	小さいながらもよく目立つ星座	夏

Imaging information

撮影レンズ: キャノンEF24-105mmF4L USMレンズ

使用カメラ: キャノンEOS5DMarkII

露出時間: L=8分×2、ISO1600、F5.6、追尾撮影