上弦の月と月面X

上弦の月と月面X

今冬一番の寒さが報じられた夜、天頂付近に上弦の月が輝いていたので、天体望遠鏡を設置して撮影しました。ちょうど月面Xが見えるタイミングと重なり、その特徴的な「X」の形をはっきりと確認できました。

「月面X」とは、上弦の月の欠け際の一部が光と影のコントラストによって「X」の形に見える現象です。天文ファンの間で人気があり、肉眼では見ることができませんが、天体望遠鏡を使うとその姿をはっきりと捉えることができます。 今回撮影した写真にも月面Xが写っていますので、ぜひ探してみてください。


Imaging information

撮影鏡筒:タカハシ TSA-120

望遠鏡架台:ビクセンSXD2赤道儀

拡大撮影レンズ:タカハシ エクステンダーED1.5×にて焦点像を拡大

画像処理ソフト:Affinity Photo2

撮影場所:兵庫県宝塚市、2025年2月撮影