マウントレーニア国立公園の紅葉
Mount Rainier National Park
Takayuki Yoshida
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マウントレーニア国立公園の紅葉
マウントレーニア国立公園は、アメリカワシントン州の大都市シアトルの南西にある国立公園です。 標高4,392mのレーニア山を中心とする国立公園で、ガイドブックによるとアメリカ合衆国で5番目に登録された国立公園です。 レーニア山はワシントン州を走るカスケード山脈の最高峰となる山で、山自体がとても大きく、シアトルからもその姿を確認することができます。 国立公園に入るとその迫力ある姿に圧倒されました。
レーニア山の特徴の一つとして上げられるのが、氷河の存在です。 マウントレーニア国立公園があるところは北緯46度とそれほど緯度が高くないのですが、アメリカ最大といわれる氷河が横たわっており、 国立公園のトレイルからその姿を確認することができます。 私も展望台から双眼鏡で氷河を見ていましたが、その姿だけでなく、氷河が崩れる音まで響いてきて迫力がありました。
氷河があるだけに、マウントレーニア国立公園は、アメリカの中でも有名な豪雪地帯で、冬は雪に閉ざされてしまいます。 私が訪れたのは10月中旬でしたが、この日の前日も雪が降っていたので、道の脇には雪が積もっていました。 もし紅葉の時期に出かけられるなら、雪対策をしておいた方がよいかもしれません。
国立公園に入ってしばらく車で走ると、標高1,600m程のパラダイスという場所に到着します。 このパラダイスは、観光客に人気がある場所で、広い駐車場にお土産を売っているビジターセンター、ホテルなどが集まっています。 標高が高いだけあって気温は低く、この日の気温は8度ほどでした。防寒対策は必須でしょう。
パラダイスからは、いくつものトレイルが伸びています。 長いトレイルになると、レーニエ山を2週間かけて一周するというコースもあり、アメリカ国立公園のスケールの大きさを感じました。 私はこんなトレイルを歩く時間がありませんでしたので、氷河を見るコースと、展望台までのコースを歩いて周りの風景を楽しみました。 この写真は、展望台までのコースの途中で撮影したものです。 前日に降った雪が手前の針葉樹に残っていて、よいアクセントになってくれました。
Imaging information
使用レンズ: タムロンSP AF17-50mm F/2.8 XR Di II VC LD
使用カメラ: キャノンEOSKissX3にて撮影