宇宙旅行と宇宙の謎
宇宙ほど謎に包まれている空間はありません。 私達は地球から観測することはできても、そこに到達して触ることができないからです。 光の速度で何年もかかる世界には、まだまだ秘密が隠されているのです。
少し以前から、民間企業が実施する宇宙旅行の募集が行われるようになりました。 こうしたプランが出てきたことは、宇宙が身近になりつつある証とも言えるものですが、 しかし宇宙旅行は高嶺の花で、誰でも行けるわけではありません。 ここでは、そんな宇宙の謎について、宇宙旅行気分で見てみましょう。
宇宙旅行の時代
アポロ11号が月面に着陸したのが1969年。 その頃の宇宙は、国家プロジェクトから選ばれた、ほんの一部の宇宙飛行士が到達できる地点でした。 それから40年ほどの月日が流れた今、宇宙旅行が誰でも行くことができる時代になりつつあります。
実際にヴァージン・ギャラクティック社は、宇宙旅行ビジネスを立ち上げ、 2009年より一名20万ドルの料金で宇宙にスペースクラフトを打ち上げる計画をしています。 何十年か先には、宇宙旅行が海外旅行並みの価格で手軽にいける世界になるのかもしれません。
神秘の宇宙の世界
宇宙旅行で行けると言っても、地球の大気圏のすぐ外側です。その周りには広い宇宙が広がっていて、 様々な光で輝く星雲が浮かんでいています。星が集まる渦巻銀河も群になって存在しています。
形や姿も右の写真のように様々で、どれとして同じ形のものはありません。しかし 自然の世界の形は、どこか均整が取れていて、見るものを魅了してくれます。
ずっと存在し続けていると考えられた無限の宇宙にも、始まりがあったことが わかっています。ビッグバンと呼ばれる宇宙の始まりです。また宇宙にも端があると考 えられています。 無限の宇宙も有限であり、私達人間と同じようにあるとき生まれたのです。
宇宙人はいるのだろうか
宇宙と言えば宇宙人。SFの世界ではよく登場する宇宙人です。 宇宙は広いからどこかにいそうとは思っても、なかなか宇宙人の存在の証拠はつか めません。宇宙はとても広く、我々生命体が恒星間移動するには酷だからです。隣の恒星系に 行くだけでも、光の速度で5年近くかかってしまいます。
また、地球上ではたくさんのUFO目撃事件があります。眉唾ものも多いですが、 中にはロズウェル事件のように大きく取り上げられるUFO遭遇事件もあります。
ブラックホールは死の世界
宇宙に存在すると言われるブラックホール。名前だけでも恐ろしげで、光さえ脱出でき ない真っ暗な世界と言われています。 真っ暗なので見ることもできませんが、科学者達はその存在を確信しています。
太陽よりもずっと大きく重たい星は、最後には大爆発をして収縮していくと考えられています。 その残りがブラックホールというわけです。
参考:VISIBLE宇宙大全