M101銀河
M101 Galaxy
Takayuki Yoshida
M101 回転花火銀河
M101銀河はちょうど真上から渦の広がりを見ることができるので、大きく伸びた腕を美しく見ることができます。 その渦の広がりのような腕の様子から「回転花火銀河」と いう相性も付けられている有名な銀河です。南の回転花火銀河と 呼ばれるM83銀河とその姿を見比べてみるのも面白いでしょう。 このM101銀河は子持ち銀河M51やM81銀河など と並んで、天文ファンにとても人気のある春の銀河です。
このM101銀河ですが大変淡いので、空が明るいところでは望遠鏡を使ってもその存在すらわかりません。また、大き く伸びた腕が巻き付く様をはっきり見ようと思うと30センチクラスの望遠鏡が必要のようです。私は20センチの望遠鏡で以前観望して みましたが、中央に面積のあるシミのようなものが広がっていて、腕の巻 き付く様子までは見て取れませんでした。いつの日か大口径で観望してみたい天体の一つです。
少し薄雲が張り出しての撮影でしたが、思ったよりディテールを写しだすことができました。Hα画像をR画像に加算し、腕に点 在するHU領域をより見やすく表現してみました。去年はε-160望遠鏡でこの星域を撮影しましたが、やは り小さな銀河にはこのくらいの焦点距離が迫力が出て良さそうです。
Imaging information
撮影機材: タカハシMT-200,MS5赤道儀
使用カメラ: SBIG ST2000XM, Astronomik Type2C LRGBフィルター
露出時間: L:15分×8, RGB:各10分×2
画像処理ソフト: Stellaimage5, PhotoshopCS
撮影場所: 岡山県吉永町,2006年撮影
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