NGC3190銀河
NGC3190,NGC3187,NGC3185,NGC3193
Takayuki Yoshida
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NGC3190と銀河群
口径20センチの天体望遠鏡と冷却CCDカメラを使って、 しし座のγ星(アルギエバ)とζ星(アダフェラ)の間にある小さな銀河群を狙いました。 写真の中で最も大きく写っているのがNGC3190銀河です。 銀河の中央部に暗黒帯が走っているのが分かります。 NGC3190銀河は、地球から約7200万光年離れていると考えられています。
NGC3190銀河の上に写っているボンヤリとした球状の天体は、楕円銀河のNGC3193です。 NGC3190銀河の右隣には、S字状をしたNGC3187銀河が、画面下部には、NGC3185銀河が写っています。
NGC3190をはじめ、どれも小さな系外銀河ばかりですが、長焦点望遠鏡で写してみると、 広大な宇宙空間に幾つも宝石が浮かんでいるような写真に仕上がりました。 春は遠く宇宙を見通すことができるので、銀河の撮影には絶好の時期です。 ただ、星が少なく、ガイド星がなかなか見つからないのが困りますね。 今回の写真もガイド星を探して写野を回転させたため、若干、南北がずれてしまったのが残念です。
Imaging information
撮影機材: タカハシMT-200, タカハシNJPTemma2赤道儀
使用カメラ: SBIG ST-2000XM, Astronomik Type2C LRGBフィルター
露出時間: L:15分×8フレーム, RGB:各10分×2フレーム
画像処理ソフト: ステライメージ7, PhotoshopCC
撮影場所: 岡山県備前市吉永町八塔寺、2014年撮影