NGC4490

NGC4490

NGC4490は、りょうけん座で輝く系外銀河で、地球から約2500万光年離れている天体です。 NGC4490は、その独特の形状から「まゆ銀河」とも呼ばれています。

NGC4490のすぐ北側には、NGC4485のナンバーが付けられた伴銀河も写っています。 NGC4490の銀河の腕は、このNGC4485との相互作用で引き延ばされ、変形しているのがわかります。これは二つの銀河がお互いをかすめるように接近したためだと考えられています。

NGC4490は案外と明るく、天体望遠鏡を使えば、銀河の形を確認することができます。写真写りも良好なので、昔から、よく撮影されているNGC系外銀河です。メジャーな春のメシエ銀河を撮り尽くしてしまったら、このような小さいけれど特徴的なNGC天体も狙ってみてはいかがでしょうか。

Imaging information

撮影機材：ミューロン250CRS(レデューサー使用)、ビクセンAXD赤道儀

使用カメラ：SBIG ST-2000XM、Astronomik Type2C LRGBフィルター

露出時間：L=15分×8フレーム、RGB=各10分×2フレーム、総露出時間3時間

画像処理ソフト：ステライメージ7、PhotoshopCC 2015

撮影場所：岡山県備前市八塔寺、2017年撮影