ケフェウス座のIC1396星雲
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ケフェウス座のIC1396星雲
IC1396は、ケフェウス座に存在する大きな星雲です。 大変淡いので肉眼では望遠鏡を使っても見ることができませんが、 天体用にフィルターを換装したデジタルカメラを使うと、暗い背景にぼんやりと浮かんだ赤い星雲が写ってきます。 銀塩フィルムの時から知られていた星雲ですが、IC1396星雲自体が淡く広がっているため、 カラーフィルムで明るく写し出すのが難しかったことを覚えています。
写真の中央左上に写っている明るいオレンジ色の星は、「ガーネットスター」の愛称で知られている恒星です。 肉眼でよく見ると、写真のように赤っぽく見えることからこの呼び名がつけられたようです。 IC1396を写すときには、この星を目印にするとわかりやすいでしょう。 なお、IC1396は天の北極に近いので、長い間撮影することができますが、秋の頃が最も撮影し易くなります。
この写真の撮影には、コーワのテレフォトレンズ「PROMINAR 500mm F5.6 FL(+TX07)」を使用しました。 接眼部にマウントアダプターTX07を使用して、焦点距離350ミリで撮影しました。 フルサイズのCCDカメラだと画角が広すぎるかと思いましたが、IC1396は視直径が大きいので構図的にちょうどよい感じです。 同日に撮影したNGC7000よりも暗い星雲なので、L画像の枚数を増やしてノイズの低減を図りました。
Imaging information
撮影光学系: コーワ PROMINAR 500mm F5.6 FL (マウントアダプター TX07使用, 350mm F4)
赤道儀: ビクセンSXP赤道儀
使用カメラ: SBIG STL-11000M, Astronomik Type2C LRGBフィルター
露出時間: L=120分(15分x8),R=10min, G=10min, B=10minで撮影
総露出時間 2時間30分
画像処理ソフト: ステライメージ7、PhotoshopCS5
撮影場所: 兵庫県神河町砥峰高原、2013年撮影