へび座とへびつかい座
Ophiuchus & Serpens
Takayuki Yoshida
へび座とへびつかい座の概要
へびつかい座は、夏の宵の南空で輝く大きな星座で、将棋の駒のような五角形が特徴的な星座です。 しかし暗い星が多いため、都会の空では見つけづらい星座です。 へびつかい座を探すときは、まず五角形の一番上で輝くα星ラスアルハゲ(ラサルハゲ)を見つけるとよいでしょう。 こと座のベガとさそり座のアンタレスのほぼ中間で輝いていますので、それらの星を目印にすると見つけやすいはずです。
へび座は、頭と尾の部分に分かれた珍しい星座で、写真では五角形の右側と左部にあたります。 星座絵では、へびつかい座のアスクレピオスに捕まれた格好で描かれていて、へび座とへびつかい座は一体になっています。 このようにへびつかい座の大きさに圧倒されそうなへび座ですが、 星座内には、わし星雲M16や球状星団M5という有名な天体が輝いています。 そのため、天体望遠鏡が向けられることが多い夏の星座です。
へびつかい座と言うと、蛇を操る大道芸人を想像してしまいますが、このへびつかい座になっているのは、 ギリシア神話一番の名医アスクレピオスです。 彼は死人まで生き返らせると言われた名医で、これを題材にした物語や映画もあります。 アスクレピオスは死人を生き返らせるので、冥土の神ハデスは死者が冥土にやってこなくなり困ってしまいます。 それを見たゼウスが、アスクレピオスに雷土を落として絶命させ、天に上げて星座にしたと言うことです。
星座名 | 英語名 | 略号 | 星数(5.5等まで) | 特徴 | 季節 |
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へびつかい | Ophiuchus | Oph | 55個 | 将棋の駒のような形をした大きな星座 | 夏 |
へび | Serpens | Ser | 36個 | 頭と尾の部分に分かれた珍しい星座 | 夏 |
Imaging information
撮影レンズ: キャノンEF24mmF1.4LUSMII
使用カメラ: キャノンEOS60D(フィルター換装、冷却改造)
露出時間: L=8分x4, ISO800, F2.8, 追尾撮影