八塔寺の星空 全天写真

八塔寺の星空 全天写真

星空が綺麗なことで有名な岡山県備前市にある八塔寺の星空の様子です。 方向は、上が北で下が南、そして右側が西で左側が東となっています。 北側に北極星が小さく写っています。

この全天写真を見ていただくと、東から南側にかけて空が白っぽく明るくなっているのがわかります。 これは、この方向に大阪や姫路の大都市があるため、そこからの光害が影響しているものと思われます。 それに比べると、北方向から天頂付近は良好です。 よく見ると、ちょうど真上にアンドロメダ大銀河が南中しているのがわかります。

写真の西側が黄色く明るいのは、撮影地のすぐ横にあるぶどう園の集蛾灯が光っているためです。 毎年夏の終わり頃から11月頃まで点灯するので、この時期は西方向を撮影することができません。 この日は薄雲が出ているので、その光が錯乱してより明るく感じられます。

この全天写真は、フルサイズデジタル一眼レフカメラと魚眼レンズを組み合わせて撮影しました。 光害の様子が解るよう、周辺減光がでないように1段絞って撮影し、画像処理を加えていないJPEG画像です。 夜22時頃の撮影ですが、全体的に天の川の写りも弱く、八塔寺の星空環境もだんだんと悪くなっているような気がします。 今度は、集蛾灯が消えた頃にもう一度撮って比較してみたいと思っています。


Imaging information

撮影レンズ: キャノンEF8-15mm F4L フィッシュアイ USM

使用カメラ: キャノンEOS5DMarkII, ISO1600, JPEG, F5.6, 追尾撮影

露出時間: 300秒

撮影場所: 岡山県備前市吉永町八塔寺