ばら星雲
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いっかくじゅう座のばら星雲
ばら星雲は、冬を代表する天体の一つで、いっかくじゅう座に位置しています。 星雲の愛称の由来は、写真に撮ると、薔薇の花の形にように写ることから来ています。 ばら星雲は、星間ガスが電離して出来た輝星星雲のため、残念ながら肉眼で姿を捉えるのは困難です。 極めて条件の良い空の下なら、双眼鏡で薄っすらとその形を確認することができますが、 光害が増えた日本の星空では、郊外に出かけても難しいでしょう。
ばら星雲の写真は、口径10センチの屈折望遠鏡ビクセンED103Sと冷却CCDカメラを使って撮影しました。 ビクセンED103Sは、2004年に発売開始された天体望遠鏡ですが、 デジタル対応SD改造(接眼ドロチューブの改造)を実施し、現行モデル(SD103S)と同じスペックになりました。 ED103SにSDフラットナーHDとレデューサーHDを取り付けると、冷却CCDカメラのセンサー最周辺部までシャープな星像を結んでくれます。
今回は天候の関係で撮影枚数が予定よりも少なくなりましたが、星雲暗黒帯部分のディテールの表現力も高く、 じっくり撮影すれば、より滑らかで詳細な作品を得られそうです。
Imaging information
撮影鏡筒:ビクセン ED103S(デジタル対応SD改造)、SDフラットナーHD、レデューサーHD使用
望遠鏡架台:ビクセンSXP赤道儀
使用カメラ:Moravian Instruments G3-16200 冷却CCDカメラ
冷却CCD用LRGBフィルター:Chroma Technology LRGB フィルター使用
露出時間:L=15分×3枚、RGB=各10分×1枚
(総露出時間1時間15分)
画像処理ソフト:ステライメージ9、PhotoshopCC 2015
撮影場所:岡山県備前市八塔寺、2020年撮影