IC359 から LBN777 にかけての分子雲

IC359 から LBN777 にかけての分子雲
明るいカメラレンズと冷却CCDカメラを使用して、 おうし座とペルセウス座の星座境界付近に広がる淡い分子雲を撮影しました。 IC359は、写真中央左上に写っている、青っぽい色合いをした小さな反射星雲です。 昔はマイナーな天体でしたが、デジタル時代になってから盛んに撮影されるようになりました。
LBN777は、写真中央右寄りに写っている鳥の頭のような形(上下逆さまです)をした星雲で、 海外では「Baby Eagle Nebula」と呼ばれています。 LBN777は、おうし座に広がる分子雲の中では、比較的明るい部分なので、 長焦点望遠鏡やセンサーサイズの小さなCMOSカメラを使って、クローズアップしてみても興味深い天体だと思います。
IC359からLBN777の周囲には、広範囲に分子雲が広がっており、 200ミリの望遠レンズの画角でもはみ出しています。 分子雲の色合いは、全体的にグレー基調ですが、画面右下に近づくほど青みが増しているようです。 写真からはフレームアウトしていますが、画面の更に右にプレアデス星団(すばる)が存在しているためでしょう。 2008年に撮影した「すばる周囲の分子雲」の写真をご覧いただくと、分子雲とすばるの位置関係がわかりやすいと思います。
Imaging information
撮影鏡筒:キヤノン EF200mm F2L IS USM レンズ
望遠鏡架台:ビクセンSXD赤道儀
使用カメラ:Moravian Instruments G3-16200 冷却CCDカメラ
冷却CCD用LRGBフィルター:Chroma Technology LRGB フィルター使用
露出時間:L=5分×24枚、RGB=各5分×3枚
画像処理ソフト:ステライメージ8、PhotoshopCC 2019
撮影場所:岡山県備前市八塔寺、2020年撮影