干潟星雲 M8

夏の星雲と言えば、まず初めに名前が出てくるのがこの干潟星雲(M8)です。 この干潟星雲はいて座で輝いているとても美しい散光星雲で、明るく大きいので肉眼でもその存在は容易にわかります。 双眼鏡で覗けば淡く広がった様子がよくわかり、大型双眼鏡で中心部を見ると星団との対比が大変美しく、素晴らしい情景です。

タカハシの新しいアストログラフε180EDで撮影した干潟星雲M8です。撮影開始が遅かったので、RGB画像は薄明中の撮影に なりましたがなんとか仕上げることができました。ε180ＥＤの広い写野一杯に写るM8が美しいです。今回はあまり強調すること なく、星雲の微妙な構造がわかるように仕上げてみました。

この干潟星雲のすぐ上には三裂星雲や M16、オメガ星雲が 輝いています。また左隣には複雑な形をしたNGC6559も 存在していて興味が尽きない星域です。