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海王星と天王星

2007年07月27日

海王星と天王星 木星を観望した後、まずは南東の空で光る海王星を探してみました。今では海王星は太陽系で最も遠い惑星になりましたね。ですのでとても暗くて8等星ほどです。

望遠鏡の視野内に海王星をなんとか入れてみたのですが、どれが海王星かはっきりわかりません。「真ん中の青色の星がそうかなぁ・・・」という程度です。仕方ないので、周りの星の位置と星図を見比べて海王星であることを確かめました。倍率を上げても、見え方は普通の恒星とあまり変わりませんね。

次は海王星の東に見えている天王星です。こちらは6等程度と明るいので、望遠鏡の視野に入れるとすぐにわかりました。緑色をして美しい星です。倍率を250倍まで上げると、明らかに恒星とは異なってみえて、惑星であることがすぐにわかりました。もう少し大きく見えたら綺麗だろうなぁ。

最後に火星です。火星は夜中過ぎに東の空に見え始めます。ちょうどスバルの右隣で輝いています。

火星は明るいので肉眼でもよくわかります。他の星とは違って、真っ赤に輝いているのが火星です。望遠鏡で覗くと久しぶりの火星が見えました。大接近時に比べると、とても小さくなりましたが、それでも面積ある天体に見えて、ちょっと感動しました。「久しぶりだなぁ・・・」としばし感慨にふけってしまいました(笑)。

火星を見出した頃には、全天雲に覆われてきていたので、望遠鏡を片づけることにしました。でも最後にアンドロメダ座が綺麗に見えていたので、美しい二重星「アルマク」を最後に見てみました。

上の写真がその「アルマク」という二重星です。全天でも1,2という美しさを誇る二重星で、私が最も好きな重星です。2等の黄色い星と5等の青い星がとても美しい二重星です。写真よりも望遠鏡で見た方がずっと綺麗に見えます。

これから見頃の時期ですから、是非観望して頂きたい星の一つです。もちろん望遠鏡さえあれば、都会の空からでも美しい姿を見ることができます。