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ガイドエラー
2007年05月31日
直焦点で星雲写真を撮っていると気になるのが、ガイドのエラー量ですよね。エラー値が大きく表示されると「今ので星がずれたんじゃないかなぁ?」なんて思ってしまいます。後で撮影画像を見ると、実際ずれていたり、わからなかったり・・・結構悩ましい問題です。
このガイドエラーについてはよくメールも頂くのですが、私はオートガイド中、画面をずっと監視している訳ではありません。最初の1枚だけ監視して、それがいつもより大きくずれたりすると、設定を変更したりして対応います。うまくいけば後はほったらかしです(笑)。
ただ私が冷却CCD撮影に使用しているCCDSoftは、ガイド星を見失ってしばらくすると暴走してしまう癖があります。ですので雲行きが怪しいときは、たまに見に行くようにしています。
ガイド成功するコツとしては、1枚目がおかしかったら撮影した画像を無駄にしても、面倒くさがらずに設定しなおすことです。疲れているとどうしても「ま、いいか」となりがちですが(笑)。
赤道儀には追尾精度がつきものです。PEエラー量(ピリオディック・モーション)がとても少ない赤道儀もありますが、なかなかノータッチガイドできるものはありません(エルデ光器のGX-1はすごそうですが)。
いろんな赤道儀を使っていると、PEエラー量の多さよりも、モーターの反応の良さが精度良くオートガイドするには重要な気がしています。私の使っていたEM200もPEエラー量はかなり大きかったですが、オートガイドとの相性はとても良かったです。
かといって一概にPEエラーが多くてもいいかというと、なかなかそうとは言えず難しいところです(笑)。
海外ではPEMProというPEエラー量をソフトウェア上で補正するソフトが流行っています。私は高いので使っていませんが、ご興味あれば使われてみてください。もしお使いになったら、私にも使用感を教えてくださいねー。あ、でもタカハシ製赤道儀には使えないみたいです。