ペガスス座

ペガスス座の概要

ペガスス座は秋の代表的な星座の一つで、11月の20時頃に南中する星座です。 天馬ペガサスを形作る「ペガススの四辺形」はよく目立つため、秋の星座を探す上での道しるべともなっています。 ペガスス座は古くから知られた星座で、プトレマイオスの48星座にも登場しています。 なお、ペガスス座はペガサス座とも呼ばれることがあります。

この上の写真は北を下にして展示していますが、星空で輝くペガスス座を見てみると、 この星座は上下がひっくり返っていることがわかります。 つまり、ペガスス座は南側が頭になっている逆さまの星座なのです。 また、ペガスス座の星座絵を見ると、この天馬は上半身のみであることもわかります。 星座絵によっては、下半身は雲に隠れているように描かれているものもあります。

ギリシア神話の中では、ペガスス座になった天馬ペガサスは、勇者ペルセウスを乗せる天馬として登場しています。 ペルセウスが怪物メデューサを退治したとき、その血が飛び散って翼のある馬が生まれました。 これが天馬ペガサスで、これに乗ってペルセウスはアンドロメダ姫を助けに行きました。

ペガスス座の鼻先には、明るい球状星団M15が輝いています。 口径が大きめの望遠鏡で眺めると、密集した星の様子が美しく、見応えがあります。 写真写りもよいので撮影してみても面白いでしょう。

星座名 英語名 略号 星数(5.5等まで) 特徴 季節
ペガスス Pegasus Peg 57個 秋の四辺形が目立つ星座

Imaging information

撮影レンズ: キャノンEF24mm F1.4LII USM

使用カメラ: キャノンEOS60D(フィルター換装、冷却改造)

露出時間: L=8分x4, ISO800, F2.8, 追尾撮影