モンサンミッシェルの写真
Mont St-Michel
Takayuki Yoshida
- Previous photo: 大台ヶ原の写真
- Next photo: モンサンミッシェルのライトアップ
モン・サン・ミッシェル
モンサンミッシェルは、フランスの首都パリから約400キロ程離れたところに位置しています。 モンサンミッシェルは、河の河口に城塞のようにそそり立つ修道院で、その美しさからよく旅行雑誌のカバー写真に使われています。 子供の頃からこの写真をよく見てきていたので、一度は訪れてみたいと思っていた場所でしたが、パリからは遠くてアクセスしづらいのが厄介な点でした。 今回、パリ在住の友人に連れて行ってもらうことができ、その姿を間近で見ることができました。
当日のモンサンミッシェルの天候は、曇り時々雨という残念な空模様でしたが、走る車の中から初めてシルエットを見つけてから、 近づくにつれてシルエットが大きくなっていく姿に感動しました。 この眼で見たモンサンミッシェルは、何もない荒野のような場所に大きな城がそそり立っているという写真のイメージそのままで、 何か不思議な光景にも感じられました。
ちなみにこの写真は車を駐車場に駐めた後、モンサンミッシェル行きの無料シャトルバスに乗り、 そのバスを降車したところから撮影した画像です。 以前はモンサンミッシェルのすぐ近くまで車で行けたようですが、今では少し離れた有料駐車場に車を駐め、 そこから無料シャトルバスを利用するか、歩いて島までアクセスするようになっています。 雨だったので、シャトルバスを利用しましたが、写真を撮る構図を探すなら歩いて行った方がよかったかもしれません。
ところで、私が訪れたときは、モンサンミッシェルは周囲の環境を取り戻すための護岸工事の真っ最中でした。 そのため、この写真には写っていませんが、周りにはクレーンやショベルカーが点在していて、広い画角ではそうした人工物がたくさん写り込んでしまいます。 また、モンサンミッシェル左を流れる川の岸から撮った方が奥行き感が出る構図になりそうでしたが、 そちらにもフェンスが張られていて入れなくなっていました。工事のために撮影構図が限られるのは残念ですね。 もし本当によいモンサンミッシェルの写真を撮るなら、この工事が終わった頃に訪れた方がよいかもしれません。 この工事は2015年に完了するようです。
Imaging information
使用レンズ: キャノンEF24-105mm L IS USM F4
使用カメラ: キャノンEOS5DMarkIIにて撮影