NGC3718銀河
NGC3718
Takayuki Yoshida
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NGC3718
NGC3718は、おおぐま座で輝く系外銀河です。 地球から約5200万光年離れた銀河で、ねじれた銀河の腕が特色ある天体です。 明るさは約10等級ですが、銀河の中心部分は明るく、口径25センチの天体望遠鏡で姿を確認することができました。
写真下部に写っている小さな銀河の集団は、ヒクソン銀河群56(HCG56)です。 地球からHCG56までの距離は、約4億光年と非常に遠く、NGC3718よりも遥か彼方に存在しています。 地球からはたまたま同じ方向に見えているため、同じ写真に写っているだけにすぎません。 写真では平面にしか感じられませんが、双方の距離の違いを想像すると、宇宙のスケールの大きさが感じられます。
NGC3718の銀河の外側には、巻きつくような淡い腕が広がっていることが知られています。 今回は撮影時間が限られていたため表現できませんでしたが、 数晩に渡って撮影することが出来れば、淡い広がりも表現できると思います。
Imaging information
撮影機材:ミューロン250CRS、ビクセンAXD赤道儀
使用カメラ:SBIG ST-2000XM、AO-7使用、Astronomik Type2C LRGBフィルター
露出時間:L=15分×10フレーム、RGB=各10分×2フレーム、総露出時間3時間30分
画像処理ソフト:ステライメージ7、PhotoshopCC 2015
撮影場所:岡山県備前市八塔寺、2016年撮影