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サーチライト照明
2005年10月29日
明日は火星が地球に最も近づく日なのですが、私の惑星撮影用Webカメラは不調でこの頃撮影できていません。「なんとか直らないかなぁ」とい ろいろやってはいるのですが上手くいきません。今度は昔に返ったつもりで、火星面スケッチでもしてみようと考えています。
先日火星を観望した後、透明度が良かったのでBRCに載せ替え、カニ星雲を写してみました。しかし透明度がよいと言っても自宅の夜 空は光害が一杯で、半月も照らしていたのでノイズ一杯の画像でした。光害の威力って本当に凄まじいですね。
また、最近気になるのが空に向けて放たれるサーチライト照明です。これは広告の意味があるのでしょうが、夜空を無駄に明るくして気分のよい ものではありません。これを初めとした広告照明は、エネルギーの観点からも無駄なライトは消してくれたらいいのに、と思ってしまいます。 撮影していると、一晩中ついているこうした量販店の上方照射の明かりが憎々しくも感じられてしまいます。 アメリカなどと比べると、日本の照明はほんとに明るいですよね。 日本の光害問題と星空環境は、これからの大きな課題の一つだと思います。
ところで、このかに星雲の画像を画像処理して、なんとか見られるようにしたものをギャラリーに載せてみました。今回は普通に LRGBで撮ったので、前回ネビュラフィルタを用いて撮影した亜鈴星雲よりも最終的にノイズが多くなってしまいました。