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主鏡の清掃方法
2006年03月20日
そろそろ月が欠けだしてきました。今度の週末くらいからは、夏の星雲星団がねらえる時期になってきましたね〜。夏の星雲は淡く大きいものが多いので、冬眠中だったε160鏡筒をまた活躍させようと思っています。そのε160鏡筒。去年一年間の汚れがたまっていたので(そんなに汚くなかったけど)主鏡を外して清掃してみました。綺麗な主鏡で写すとなんとなくよく写った気がして気持ちいいですもんね。実際はあまり変わらない気がしますが(笑)。
ε160主鏡は丈夫なセルに入れられています。子ネジを緩めてセルを鏡筒から外すと鏡面が表れます。いつもはこの状態でブロアーするくらいなのですが、今回は固定金具を緩めて主鏡を外し、軽く洗浄してみました。主鏡の固定は、鏡の前方向と側面方向(下写真1)から緩衝材を介して行われています。主鏡は思っている以上に歪みやすいので、洗浄したあと固定するときには注意が必要です。しかしεは星野撮影鏡筒なので、ある程度しっかり締めてやらないと、撮影中に主鏡が動いて星が二重に写ってしまいます。主鏡は側面方向の圧力には比較的強いので、側面方向のネジをしっかり目に締めて(しっかり目と言ってもほんとに軽くですが)、主鏡のズレに対処しましょう。前方向のネジはドライバーで回して、止まるところでOKだと思います。また、鏡筒から主鏡セルを外すとき緩める子ネジは、溝の幅が広くて普通のマイナスドライバーではネジ山を舐めてしまいそうです(特に私は頻繁に開けるので(笑))。そこで私は、水道管補修用の幅の広いドライバーを流用しています。とても使い勝手がよいのでお勧めです。