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木星の移り変わり
2006年03月22日
木星は地球と同じく自転しています(周期はずっと早いですが)。ですから毎日同じ時間に見ると、違った木星面を見ることが出来ます。昨日の夜はちょうど大赤斑がよく見える日だったので、少し夜更かしして木星を観望してみました。
昨日の夜は春霞の影響があるためか大変透明度が悪く、空を見ても木星とアークトゥルツが見えるだけでした。しかしシーイングは比較的良くて、300倍で木星面を見てもほとんど揺らぎのない木星を見ることができました。大赤斑もよくわかり、フェストーンや赤道縞の乱れた様子まで見て取れました。でも話題になっている赤斑はよくわからず分解能不足を感じました。透明度が悪いので無理かなと思いつつも、ToUcamで撮影も行ってみました。さすがにいつもの拡大率では画面に木星像も現れず、拡大率を落としての撮影となりました。しかしそれでも暗いのでIRカットフィルタを外して撮ってみたのがこちらの画像です。とても荒れた画像ですが、大赤斑それに赤斑っぽいものも写っています。それにしても今年の木星は高度も低いので辛いですね。惑星は一年で黄道12星座を一つずつ移動していきますから、5年後になれば木星はおひつじ座付近に位置して見やすくなるはずです。それにおひつじ座ですと、真夏に天高く昇りますから好シーイングも期待できますしね〜。この時まで木星観望はお休みしようかなぁ(笑)。