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大砲
2006年06月04日
この週末は、先日兵庫の御大から譲っていただいた対惑星砲で、惑星を観望・撮影していました。右がその様子ですが、自宅からだと南中が早くなった木星は見えにくいので、郊外に持ち出して観望していました。
しかしこれほど大きな望遠鏡を持ち出すのはものすごく大変ですね。この口径の割には軽いそうですが、私はもう二度と持ち出さないと心に決めました。FRC300やRC360を遠征撮影に使っている方を尊敬してしまいます。
この望遠鏡、先週一週間かけて光軸を調整していました。カセグレンタイプの光軸合わせは本当にシビアでやりがいがありますね(笑)。結構手間がかかりました。そして今回、恒星を使って主鏡と副鏡の追い込みを行い、ほぼ完璧に仕上げました(でも持って帰ってきたら少しずれてしまいましたが)。
昨晩の空はそれほど気流はよくなかったで、木星面が気流の影響を受けてチラチラ揺れていました。しかし時折ピタッ止まった時には、赤道縞の細かい模様までよく見えました。さすがは大口径です。ただやはり口径が大きい分、気流の影響は小口径よりも大きいようで、実用的には250倍程度が一番見やすい拡大率でした。できたら最高のシーイングの下、使ってみたい望遠鏡です(また今度インプレ書きますね)。でもこれで前対惑星砲MT200は活躍しないまま退役ですね〜(CCDでは活躍したけど)。
木星の写真はMewlon300にToUcamProをつけて撮影した木星の写真です。以前撮った写真と見比べるとやはり光量がある分、階調豊かで立体感まで感じられます。それに撮影時は少し気流が改善したようで、案外と細かいディテールも写ってくれたと思います。