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オートガイド
2006年06月21日
昨日は透明度はとても悪いものの、久しぶりに晴れていました。そこで帰ってから急いでミューロンを組み立てて星を見ていました。本当は木星を観望したかったのですが、組み上げた頃には屋根の向こう・・・仕方ないので冷却CCDカメラをくっつけてガイドのチェックをしていました。
ミューロンにはレデューサレンズを付けられるのですが、取り付けても焦点距離は約3000mmもあります。これはBRCのおよそ2.5倍の焦点距離で、それでできた像をあの小さなCCDに投影するのですから、ものすごく正確なガイドが必要になります。で、実際に試してみたのですが、やはり気流の影響もあって結構暴れます。それに星像をよくするために、ガイド露出時間を早めにしたこともあって特に赤緯軸が暴れます。バックラッシュの影響が出ているのでしょうね。
下はそのガイドの様子をCCDSoftを使って保存し、グラフ化したものです。RA(赤経)はみごとに収束していますが、DEC(赤緯)は暴れまくっています。反応係数なども変えたのですが、やはり赤緯軸の修正はなかなか上手く行きません。こんな長焦点を補正機器のAO7使わずにセルフガイドしようと思うのが、そもそもの間違いのような気がしますが・・・。