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光軸調整の方法
2006年07月01日
今日から7月に入りました。6月は天気がずっと悪くて星をほんとんど見ることができませんでしたね〜。今度の新月頃には梅雨も明けて、すっきりした夜空を観望したいものです。
今回は望遠鏡の光軸のことに少し触れてみたいと思います。私のアバウトな方法ですからあまり信用しないで聞いて頂きたいのですが、
まずは簡単に天体望遠鏡の光軸の良否を確認する方法です(斜鏡にセンターマークがあって、主鏡に丸いセンターマークが打たれているという前提です(最近のタカハシ望遠鏡ですね)。
まず初めに鏡筒のキャップをしたままの状態で、接眼部から覗いてみましょう。
きっと主鏡に写った自分の目が見えていると思います。次に中心部をよく見てみると斜鏡のセンターマークが見えるはずです。
そして、よく目をこらしてみてみると、主鏡に写った斜鏡のセンターマークもうっすらと見えていると思います。
その斜鏡のセンターマークの外側には、主鏡の丸いセンターマークが周りを囲んでいるはずです。
それがまず確認できましたら、斜鏡のセンターマークと主鏡に写った斜鏡のセンターマーク、そして自分の目が一致するように覗いてみます。
その時、目と斜鏡と主鏡の中心がピタッと一致していれば、光軸のおおよその中心は出ているはずです。
簡単ですから是非確認してみてください。
もちろん、もっと正確に光軸の状態を知りたいなら、センタリングスコープなどを使った方がよいと思います。
ちなみに先日書くと言っておきながら、忘れていたミューロン300の光軸合わせですが、
まずこの望遠鏡を覗いてみると、斜鏡の中心がずれていることがわかりました。
ですのでスパイダーの長さの調整と、斜鏡の傾き調整を交互に何度も繰り返して、接眼部と斜鏡の中心を合致させました。
次は斜鏡(接眼部)と主鏡の直交がが出ているかどうかです。
これは実際に星を見て確認しました。こちらはほとんどずれていなかったので、ほんのわずかに触っただけです。
カセグレン系だと主鏡を大きく動かすとあとが大変になるので、あまりいじらない方が無難でしょう。
光軸合わせは100%を目指すと大変ですし、あと少しという追い込みで大きく失敗することも多いので、
90%くらいで満足しておくのがよい気がします。
写真はミューロンの副鏡部分です。光軸の押し引きネジが装備されていてしっかりした作りをしています。
詳しい光軸調整の仕方については光軸調整の方法ページをご覧下さい。