ラブジョイ彗星 C/2013 R1
LoveJoy C/2013 R1
Takayuki Yoshida
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ラブジョイ彗星 C/2013 R1
ラブジョイ彗星(C/2013 R1)は、オーストラリアのテリー・ラブジョイ氏によって2013年9月に発見された彗星です。 ラブジョイ彗星と言うと、2011年末に南半球で見えた長い尾を持ったラブジョイ彗星(C/2011 W3)を思い浮かべますが、 それとは別の彗星です。 彗星の発見者が同じため、同じ名前が付けられています。
このラブジョイ彗星(C/2013 R1)は、11月から12月にかけて地球から約6000万キロメートルの距離まで近づきます。 近づくにつれて明るさが増してくる予想で、6等級前後まで明るくなるだろうと考えられています。 ラブジョイ彗星は、11月29日に近日点通過を迎えるアイソン彗星と並んで、明け方の夜空を賑わしてくれるでしょう。
このラブジョイ彗星の写真は、11月6日の未明に撮影した画像です。 この日の夜空は透明度が悪かったのですが、口径4センチの双眼鏡を使うと、 かに座のプレペセ星団の横で輝くラブジョイ彗星を容易に見つけることができました。 彗星の尾は全く見えませんでしたが、核が大きく広がっている様子が印象的でした。 透明度がよい日に観測できれば、肉眼でも彗星の姿を確認できるかもしれません。 ラブジョイ彗星は、予想よりも明るくなっているようです。
Imaging information
撮影機材: PROMINAR 500mm F5.6 FL (マウントアダプター TX07使用, 350mm F4), ビクセンSXD赤道儀にて追尾
使用カメラ: ASTRO60D(キヤノンEOS60D冷却改造モデル)
露出時間: 180秒x4コマ, ステライメージ7にてメトカーフコンポジット
撮影場所: 岡山県備前市吉永町, 2013年11月6日撮影