みなみじゅうじ座


みなみじゅうじ座の概要

みなみじゅうじ座は、全天の中で最も小さな星座で「南十字星(Southern Cross)」の愛称でよく知られた星座です。 小さな星座ですが、明るい4つの星で構成された十字の星の並びは、南天の天の川の中でもよく目立ちます。 みなみじゅうじ座の側には、コールサック(石炭袋)と呼ばれる暗黒帯や、バット星雲が輝いていて、 みなみじゅうじ座を一層引き立てています。

南半球でみなみじゅうじ座を探す際には、ニセ十字と間違えないように注意しましょう。 本物のみなみじゅうじ座を見つけるには、すぐ東隣で輝くポインターと呼ばれる2つの明るい星を目印にするとよいでしょう。 上の写真の左に写っているのがそのポインターで、ケンタウルス座のα星とβ星です。 みなみじゅうじ座の詳しい探し方は、南十字星の見つけ方ページをご覧下さい。

みなみじゅうじ座の長い方の辺を約4.5倍したところに、天の南極が位置しているので、 この星座は南の方向を知る上でのよい目印になります。 そのため、大航海時代の頃から航海士に注目されていた星座です。 なお、みなみじゅうじ座は、沖縄県石垣島やグアム等などでも見ることができます。

星座名 英語名 略号 星数(5.5等まで) 特徴 季節
みなみじゅうじ Crux Cru 48個 全天一小さな星座。南十字星として知られている

Imaging information

撮影レンズ: Sigma 35mm F1.4 DG HSM, ディフュージョンフィルター使用

使用カメラ: キヤノンEOS60D(IRフィルター換装)

撮影方法: ユニテックSWAT-200にて追尾撮影

露出時間: 180sec×4, F2.2, ISO800

撮影場所: ニュージーランド レイクテカポ