夏の天の川の輝き
夏の天の川の輝き
東天から上ってきた夏の天の川を、タムロンの明るい広角ズームレンズ「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」と、 35ミリフルサイズデジタル一眼レフカメラ「ニコンD810A」を使用して撮影しました。 画角が広いので、さそり座の尻尾から、はくちょう座付近まで構図に納めることができました。 画面を斜めに横切る夏の天の川の姿が、印象的な一枚に仕上がりました。
タムロンSP 15-30mm F/2.8 Di VC USDは、2014年末に発売が開始された超広角レンズです。 大口径の非球面レンズや低分散ガラスが使われたズームレンズで、重さは１キロ以上もあります。 追尾撮影する場合は、強度の高いポータブル赤道儀に載せた方が良いと感じました。 また、可能であれば、ドイツ式にして、赤経軸周りのバランスを取った方が安心だと思います。
今回は、印象的に仕上げるため、レンズの後端にソフトフィルターを貼りつけて星空撮影を行いました。 画像を確認したところ、ちょうどよい具合に輝星がにじみ、星座の形がわかりやすくなったと思います。 最近の超広角レンズには、従来の平板ソフトフィルターが使用できないことが多いので、 メーカー側でドロップインフィルターボックスをレンズ後端に装備してくれるとありがたいですね。
Imaging information
撮影光学系： タムロンSP 15-30mm F/2.8 Di VC USDレンズ
撮影カメラ：ニコンD810A
赤道儀：ユニテック ユニテック SWAT-200赤道儀
カメラの設定：ホワイトバランスマニュアル、ISO1600、F3.5、RAWモード
露出時間：180秒×2コマ
画像処理ソフト: PhotoshopCC 2015
撮影場所: 奈良県五條市大塔町高野辻、2016年7月撮影