ほ座の超新星残骸
Gum15, Gum17
Takayuki Yoshida
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ほ座の超新星残骸, ガム星雲 Gum15,Gum17付近
赤緯マイナス43度付近に広がる「ガム星雲 Gum15,Gum17付近」の写真です。 「Gum15」は中央上部の小さな赤い星雲のことで、「Gum17」はその左横の少し大きめの赤い星雲です。 また、中央下から伸びてきているフィラメント構造を持つ赤い星雲は「Gum12」のナンバーが付けられており、 ほ座の超新星残骸の一部です。 どれも赤い色をした星雲ですが、微妙に星雲の濃さが変わっているのが興味深いところです。
ガム星雲は、大変大きい超新星残骸ですが、 日本からは全景を見ることが出来ないのが残念です。 以前撮影したNGC2477とガム星雲の写真と比べると、 この星域の南中高度は更に低く、日本からは地平線すれすれにしか見えない天体なので、 なかなか写す機会に恵まれませんでした。 この写真も画像処理の助けを得てなんとか作品化しましたが、 コントラストの低下は否めません。日本からは撮影の限界だと思います。
南半球まで出かけてデジタル機材を使って撮影した「ほ座の超新星残骸」の写真を、 南半球の星空ページに載せています。是非そちらの写真もご覧ください。
Imaging information
撮影機材: CanonNewFD300mmF2.8レンズ,タカハシEM200赤道儀
使用カメラ: ペンタックス67 カメラ
露出時間: 20分、エクタロームE200
画像処理ソフト: Photoshop
撮影場所: 奈良県十津川村,2004年撮影
天文ガイド入選作品