NGC2477とガム星雲
NGC2477, Gum Nebula
Takayuki Yoshida
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NGC2477とガム星雲
NGC2477は、冬の天の川の中で輝く星団の中でも、 南の最も低いところで輝いている散開星団です。 NGC2477の少し北側には、ペルセウス座の二重星団と並び有名な、 「とも座のM46M47星団」が輝いています。 とも座のM46M47は、冬の二重星団とも呼ばれていますが、 双眼鏡で覗くと二つの星団が寄り添っているのがわかり、大変美しい姿をしています。
NGC2477星団の周りには、ぼんやりとした赤い星雲が写っていますが、これはガム星雲の一部が写ったものです。 ガム星雲は大変淡く、その上、日本からは南天低いので撮影するのが大変難しい星雲ですが、 透明度の高い夜に撮影して、じっくり仕上げたのがこの作品です。 いつの日か、ガム星雲が天頂で輝く南半球の地で、巨大なガム星雲の広がりをじっくり撮影してみたいですね。
F値の明るい撮影用屈折望遠鏡とデジタル一眼レフカメラを使って撮影した、 「NGC2477とガム星雲」の写真もご覧ください。
Imaging information
撮影機材: CanonNewFD300mmF2.8レンズ,タカハシEM200赤道儀
使用カメラ: ペンタックス67 カメラ
露出時間: 30分、エクタロームE200
画像処理ソフト: Photoshop
撮影場所: 奈良県十津川村、2004年撮影
星ナビ入選作品