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ペンタックス67レンズのレビュー
2006年01月21日
今日は寒い一日で、関東地方の都市部でも積雪があったようです。 雪に慣れていない都心部の積雪は、交通麻痺を引き起こすので大変ですよね。
私も使っているペンタックス67カメラは、天体や星空撮影用として人気がある中判カメラです。 高い人気の理由の一つに、豊富な高性能なレンズ群があげられます。
中でも人気の105mmF2.4標準レンズは、描写力が高く、高性能なレンズですよね。 諸収差を良好に補正できるガウス型設計で、明るさを無理しない設計がよかったように思います。
定番の105mmもお気に入りのレンズですが、最近好んで使っている広角レンズに、 SMC PENTAX67 75mmF2.8ALレンズがあります(右写真)。 75ミリレンズはペンタックス67用レンズとしては新しいレンズで、非球面レンズが使われているのがポイントです。
75ミリレンズで撮影した画像を拡大してみると大変シャープな星像で、 105mmレンズと比べても遜色ないどころか、コントラストが一段上に感じるほどです。 ただ原因として、私が使っている105mmが古く、 75mmが新しい分コーティングが良好で、抜けがいいだけなのかもしれませんが(笑)。
また、75mmF2.8ALレンズは開放F値が2.8明るいのも、星野撮影ファンには助かります。 星空撮影に多用している広角レンズ、SMC PENTAX67 55mmF4レンズで星空を撮影すると、 ファインダーでは一等星がかろうじて見える程度で、勘で構図合わせしなければなりません。
一方、75mmF2.8ALのファンダー像は明るく、その点でも星空撮影向きのレンズだと思います。 ただ残念なことは、SMC PENTAX67 75mmF2.8ALは値段が非常に高いということです。 昨年のペンタックス67システムの値上げも影響して、75mmF2.8ALレンズは、定価で14万円もします。 デジタル一眼レフカメラが主流になってからも、マニアに人気があるレンズなのか、 中古市場で見かけることは希で、販売されていても新品同等の値札がつけられています。
しかし、星空撮影用としてお勧めできる広角レンズですから、 旧モデルのSMC PENTAX67 75mmF4.5を買うなら、少し無理してでもこちらを買うことをお勧めします(75mmF4.5の方が前玉が大きくて星がよく写るような気がしますが、前玉の大きさと写りはあまり関係ないと思います)。
新しい SMC PENTAX67 75mm F2.8 ALレンズを使用して、 昨年末に写したオリオン座の写真をギャラリーにアップしています。 昨年末に撮影に出かけたときは、機材満載で撮影に挑んだので、あっちこっち走り回って大変でした。 撮影はあまり欲張らない方がいいですね。
※撮影機材ページのペンタックス67のページもご覧ください。
※中古機材販売ページのSMC PENTAX67 75mm F2.8ALのページもご覧ください。