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タカハシTOA130天体望遠鏡
2006年09月27日
タカハシTOA130望遠鏡は大変人気があるようで、使っているといろいろとご質問いただくことが多いです。特に海外の天文ファンはこの望遠鏡に大変興味があるようです。海外で人気があるアストロフィジックス望遠鏡よりも安価で、納期が早いというのが一つの魅力なのかもしれませんね。
私はこのTOA130S望遠鏡を最近主に冷却CCDカメラでの撮影に使っていますが、いつも星像のシャープさには驚かされます。特に色収差は皆無で、RGB画像を見比べても星像の違いは全くといってもないほどです。これは私が持っているイプシロン160鏡筒よりも少ないほどです。
TOA35フラットナーを付けたときの写野の平坦性は大変見事で、フラットフレームを撮ってみても周辺減光は皆無に近いです。フラットフレームを撮影する必要もないくらいです。また写野全体に渡っての星像も均質です。ただ35フラットナーは2インチスリーブを介して取り付けますので、ドロチューブからカメラまでの距離が遠くなり、重たい冷却CCDカメラなどをつけるとわずかに撓む恐れがあります。撮影が主で重たいカメラを付けられるのでしたら、少し高いですが接眼部の太いF鏡筒がお勧めかもしれません。
レデューサーは私はまだ持っていませんが、こちらですとねじ込み取り付けですので、重たいCCDを取り付けても大丈夫だと思っています。それにフラットナーを取り付けたときのF値は7.5前後ですので、思った以上に暗いです。最近この望遠鏡にレデューサーは必須だなと思っています(でもレデューサーは結構高い・・・)。
またこのTOA130望遠鏡は結構重いです。特に対物レンズ側がとても重くて重量バランスが悪いので、実際の重さ以上に重く感じます。持った感じではMT200並の重さ(約15キロ)に感じられます。撮影に使われるのでしたらNJPクラスの赤道儀が欲しいところだと思います。
作例という訳ではないですが、先日TOA130望遠鏡とST2000XMで撮影した「らせん星雲」の画像をギャラリーにアップしました。この星雲も結構淡くてF7前後の天体望遠鏡では辛いなぁと思った次第です。それに姫路の光害がある場所で撮ったので画面が少々荒れてしまいました。できたら南の暗い鶴姫公園などで撮りたいところですね〜。