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お勧め天体望遠鏡
2007年04月11日
4月に入ってから、天体写真を撮ってみたいという方からメールをいただくようになりました。こういう質問をいただくと、私も天文ファンの広がりに少しは貢献しているようで、嬉しい気分になったりしています(笑)。
これから天体写真を撮ろうとなると、やはり気になるのが天体望遠鏡などの天文機材です。「お勧めはなんですか?」と聞かれると、私の感覚では「まずは使いやすいポルタのような経緯台で・・・」とお勧めしてしまうのですが、最近はどうやら様子が違うようです。
先日も天文ショップで話していましたが、最近は「ポン」と高額機材を買っていかれる方が多いようです。私もお聞きしますと「トータル50万円の予算で・・・」というお話を話してくださいます。
天文機材の値段は青天井なので、50万円出しても天体写真を撮る機材としては最高クラスとはいきませんが、でも十分に楽しめる機材を得られます。
私としては、ビクセンのGPDやSXD赤道儀とのセット品や、タカハシのEM11赤道儀とのセットがお勧めじゃないかなと思います。望遠鏡本体は、欲張って大きな口径を選ぶと大変なので、8センチから10センチ程度のEDアポ屈折をお勧めします。
このクラスの屈折ならBORGもありますけど、BORGさんはパーツの組み合わせが難しく、どちらかというと少し慣れた方向けの機材だと思います。野鳥撮影などされていて、BORGパーツの取り扱いに慣れていれば、もちろんお勧めの望遠鏡だと思います。
天文機材はなかなかややこしいので、買う前には知識の豊富な専門店で一度相談されることをお勧めします。BORG望遠鏡も「これでEOSにつけて撮りたいから・・・」と専門店で聞けば、パーツをセットアップして売ってくれると思います。肝心の値段も結局は専門店の方が安いことが多いと思います(笑)。
PS:天文ファンが増えるのは嬉しいことです。でも最近は若い方が入ってくるのではなくて、自由な時間が増えた団塊の世代の方々が新たに始められるようですね。
できたら若い方にもこの世界に入ってきて欲しいところです。BORGのパーツを組み合わせて、自分だけの撮影機材を作るなんて楽しいと思うのですが、やっぱり星が身近で見えないと興味沸かないですかね〜。光害が減るといいなぁ、と思うこのごろです。