いっかくじゅう座
Monoceros
Takayuki Yoshida
いっかくじゅう座の概要
いっかくじゅう座はオリオン座の東に位置する星座で、冬に見頃を迎える星座です。 4等星以下の暗い星ばかりで目立たない星座ですが、冬の大三角の中で輝いているので、おおよその位置は検討がつくはずです。 上の写真でも、オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、 こいぬ座のプロキオンが作る大三角の中にいっかくじゅう座が潜んでいることがわかります。
いっかくじゅう座の一角獣は空想上の動物で、馬のような動物の額に長い一本の角が付きだしています。 この一角獣の血を飲むと不老不死になれるとか、角ので作った杯で酒を飲むとどんな病も治ってしまうという物語もあります。 しかし、星座自体が作られたのは最近のようで、いっかくじゅう座にまつわるギリシア神話は見当たりません。
一般にはなじみが薄い星座ですが、天体写真ファンにはよく知られた星座の一つです。 いっかくじゅう座の知名度アップに貢献しているのがばら星雲です。 この写真でもうっすらと写っていますが、ばら星雲は大きな赤い散光星雲で、写真に撮ると見事な姿を見せてくれます。 ばら星雲以外にもコーン星雲と呼ばれる大型星雲が星座内で輝いているので、冬になるとデジタルカメラがよく向けられる星座です。
星座名 | 英語名 | 略号 | 星数(5.5等まで) | 特徴 | 季節 |
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いっかくじゅう | Monoceros | Mon | 36個 | ばら星雲とコーン星雲が人気の星座 | 冬 |
Imaging information
撮影レンズ: キャノンEF24mm F1.4LII USM
使用カメラ: キャノンEOS60D(フィルター換装、冷却改造)
露出時間: L=8分x4, ISO800, F2.8, 追尾撮影