富士山と北斗七星
富士山と北斗七星
静岡県静岡市にある「さった峠（薩堆峠）」から撮影した星空の写真です。 駿河湾の向こう側に聳える富士山の左手から、北斗七星が昇ってくるところです。 実際には、光害と月明かりのため、星はほとんど見えませんでしたが、 連続撮影した写真を比較明合成することによって、星空軌跡の写真として仕上げることができました。
さった峠は、歌川広重の「東海道五十三次」に描かれた景色を楽しめる場所として有名ですが、 星空軌跡の写真を撮るのにも適した場所ですね。 もっとも飛行機が頻繁に通過するので、この写真でも飛行機の軌跡が何本も写ってしまいました。
写真の下部に写っているのは、東名高速道路と国道１号線を走る車のライトの軌跡です。 駿河湾の向こう側は、富士市から沼津市にかけての街明りでしょう。 夜景と星空のコラボ写真に富士山が花を添えたような一枚になりました。
※風景写真ギャラリーに掲載している「さった峠からの富士山」の写真もご覧ください。
Imaging information
撮影光学系：ニコンAF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR レンズ
撮影カメラ：ニコンD810A
カメラの設定：ホワイトバランスマニュアル、ISO800、固定撮影
露出時間：10秒(170コマを比較明合成)
画像処理ソフト: ステライメージ7、PhotoshopCC 2015
撮影場所: 静岡県静岡市さった峠、2016年撮影