NGC1788と分子雲
- Previous photo:ばら星雲と散開星団 NGC2244
NGC1788と分子雲
オリオン座に位置するNGC1788は、周囲の星々からの光を受けて青白く輝く反射星雲です。 この星雲は、広大なオリオン座分子雲の端に位置し、濃密なガスと塵に包まれています。 NGC1788の内部では活発な星形成が進行していると考えられており、Tタウリ型星やハービッグ・ハロー天体が観測されています。 周囲には暗黒星雲も存在しており、背景の光を遮ることで星雲のコントラストが際立ち、幻想的な光景を生み出しています。
上の画像には、NGC1788とその周囲に広がる分子雲が写し出されています。 分子雲は、宇宙のガスと塵が密集した領域であり、新たな星が誕生するゆりかごの役割を果たしています。 NGC1788は一見孤立した星雲のように見えますが、実際にはオリオン座の大規模な星形成領域の一部であり、 外部からの紫外線の影響を受けながら独特の姿を形作っているということです。
今回の撮影には、天体観測初心者にも人気の高い タカハシ FC-76D(口径76mm) を使用しました。FC-76Dは、フローライトレンズを採用した2枚玉アポクロマート望遠鏡で、そのままでは周辺部の星が収差で流れてしまうため、撮影用の補正レンズ「FC-76Dレデューサー」 を併用しています。小型軽量ながら、本格的な天体撮影にも対応できる優れた組み合わせだと感じています。 なお、掲載写真は左右をトリミングしています。
Imaging information
撮影光学系:タカハシ FC-76D、76Dレデューサー使用(焦点距離:417o、F5.5)
撮影カメラ:Astro6D(キヤノンEOS6D 冷却・天文改造デジタル一眼レフカメラ)、マルミ UV-IR カットフィルター使用
赤道儀:ビクセンAP-WM赤道儀にて追尾、MGEN-3にてオートガイド追尾
カメラの設定:ホワイトバランス 手動設定、ISO1600、RAWモード
露出時間:300秒×50コマ
画像処理ソフト:ステライメージ9、PixInsight(BXT使用)、Affinty Photo2(NXT使用)
撮影場所:和歌山県すさみ町、2024年12月撮影