ばら星雲と散開星団NGC2244

NGC2237,NGC2244

ばら星雲と散開星団NGC2244

Takayuki Yoshida

ばら星雲と散開星団 NGC2244

ばら星雲は、冬の星座「いっかくじゅう座」に位置する散光星雲(輝線星雲)で、視直径が大きく明るいため、天体写真ファンに人気の被写体です。 その中心に位置する散開星団 NGC 2244 は、双眼鏡で見ると6つの星がやや左に傾いて並んでいるのがわかります。望遠鏡を使うと、暗い星々がまばらに見え、星の明るさの違いもよくわかります。

ばら星雲は天体写真の人気の被写体であり、望遠レンズをはじめ、さまざまな機材で撮影されています。写真に写すと、肉眼では見えない赤い星雲が浮かび上がり、まるで薔薇が咲いたような華やかな写真になります。銀塩フィルム時代には、ばら星雲がよく写るかどうかがフィルムの赤感度に大きく左右されるため、高感度なフィルムが話題になることもありました。それだけ赤い星雲の撮影が人気だったということでしょう。

今回の撮影には、天体観測初心者にも人気の高い タカハシ FC-76D(口径76mm) を使用しました。FC-76Dは、フローライトレンズを採用した2枚玉アポクロマート望遠鏡で、そのままでは周辺部の星が収差で流れてしまうため、撮影用の補正レンズ「FC-76Dレデューサー」 を併用しています。小型軽量ながら、本格的な天体撮影にも対応できる優れた組み合わせだと感じています。 なお、掲載写真は上下左右を大きくトリミングしています。


Imaging information

撮影光学系:タカハシ FC-76D、76Dレデューサー使用(焦点距離:417o、F5.5)

撮影カメラ:Astro6D(キヤノンEOS6D 冷却・天文改造デジタル一眼レフカメラ)、マルミ UV-IR カットフィルター使用

赤道儀:ビクセンAP-WM赤道儀にて追尾、MGEN-3にてオートガイド追尾

カメラの設定:ホワイトバランス 手動設定、ISO1600、RAWモード

露出時間:300秒×24コマ

画像処理ソフト:PixInsight(BXT使用)、Affinty Photo2(NXT使用)

撮影場所:岡山県備前市八塔寺、2024年11月撮影