アンタレス付近
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アンタレス付近
さそり座とへびつかい座の境界に広がっているカラフルな星雲群をニコンD810Aで撮影しました。 写真左下に写っているオレンジ色の星が、さそり座α星のアンタレス、写真上部の青い星雲の中で輝く星が、へびつかい座ρ星です。 日本では「アンタレス付近」の愛称で広く知られている対象ですが、海外では、「Rho Ophiuchi Nebula Complex(へびつかい座のρ星付近の星雲)」と呼ばれることが多いようです。
アンタレスの右隣には、球状星団M4が写っています。M4は見かけの等級が5.4等と明るく立派な星団で、双眼鏡でも星がぼんやりと集まった様子がわかります。天体望遠鏡を用いると、星がつぶつぶに分解されて、球状星団であることが良くわかり、なかなか見応えがする星団です。
アンタレス付近の撮影には、高橋製作所のフォトビジュアル屈折望遠鏡「タカハシFSQ-106ED」とニコンD810Aを使用しました。 FSQ-106EDの直焦点の焦点距離は約530ミリなので、645レデューサーを取り付けて撮影行いました。 構図としては若干窮屈になりましたが、アンタレス付近に広がる黄色の星雲を画面に大きく写し出すことができ、迫力ある写真に仕上がったと思います。 何度写しても色鮮やかな星雲が魅力的な星域ですね。
Imaging information
撮影光学系:タカハシ FSQ-106ED、645レデューサーQE0.72×(焦点距離380mm、F値3.6)
撮影カメラ:ニコン D810A デジタル一眼レフカメラ
赤道儀:ビクセンSXP赤道儀にてオートガイド追尾
カメラの設定:ホワイトバランス 手動設定、ISO1000、RAWモード
露出時間:270秒×16コマ
画像処理ソフト:ステライメージ7、PhotoshopCS5
撮影場所:岡山県備前市八塔寺、2015年3月撮影