NGC1788 狐の顔星雲

NGC1788,Foxface Nebula

NGC1788 狐の顔星雲

Takayuki Yoshida

オリオン座 NGC1788と分子雲

オリオン座に位置するNGC1788は、周囲の星々からの光を受けて青白く輝く反射星雲です。この星雲は広大なオリオン座分子雲の端に位置し、分子雲に包まれているため、独特の雰囲気を醸し出しています。NGC1788の内部では活発な星形成が進行していると考えられており、Tタウリ型星やハービッグ・ハロー天体が観測されています。

上の画像には、NGC1788とその周囲に広がる分子雲が写し出されており、「狐の顔星雲(Foxface Nebula)」とも呼ばれています。分子雲は、宇宙のガスと塵が密集した領域であり、新たな星が誕生するゆりかごの役割を果たしています。NGC1788は一見孤立した星雲のように見えますが、実際にはオリオン座の大規模な星形成領域の一部であり、外部からの紫外線の影響を受けながら独特の姿を形作っています。

今回の撮影には、天体写真撮影用の望遠鏡「タカハシ ε-160ED(口径160mm)」を使用しました。ε-160EDは、同社のεシリーズの最新作で、ニュートン反射望遠鏡に補正レンズを組み合わせたようなε光学系が採用されています。今回はこの望遠鏡にモノクロ冷却CMOSカメラを取り付け、合計約9時間露光して仕上げました。


Imaging information

撮影鏡筒:タカハシε-160ED

望遠鏡架台:ビクセンAXD赤道儀

撮影カメラ:ZWO ASI2600MM Pro 冷却CMOSカメラ

カメラの設定:ゲイン100、オフセット50、センサー温度マイナス10度

露出時間:L=32枚、R=G=B各300秒X20枚、Hα=10枚、Chroma社フィルター使用

画像処理ソフト:PixInsight、ステライメージ9、Affinity Photo2

撮影場所:N.N.R.V.リモート観測所、2025年1月撮影