ジャコビニ・チンナー彗星
21P/Giacobini-Zinner
Takayuki Yoshida
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ジャコビニ・チンナー彗星 2018年8月18日の様子
ジャコビニ・チンナー彗星(21P/Giacobini-Zinner)は、 1990年12月にフランスのミシェル・ジャコビニがみずがめ座で発見した彗星です。 公転周期が6.8年ということで、1907年の回帰が予想されましたが、彗星の姿を確認することができませんでした。
それから6年後、1913年にドイツのエルンスト・チンナーが、たて座に彗星を発見します。 軌道計算から照合したところ、これがジャコビニが発見した彗星だという事がわかり、 その後、ジャコビニ・チンナー彗星と呼ばれるようになりました。
2018年は、ジャコビニ・チンナー彗星が、発見以来16回目の回帰をする年です。 9月10日は近日点を通過し、地球に0.39天文単位まで近づきます。 明るさは7等級の予想ですので、肉眼では難しいですが、小型の双眼鏡を使えば姿を確認できそうです。
この写真は、8月中旬に撮影しましたが、緑色の彗星の核の後ろから尾が伸びているのが撮影できました。
近日点に向けて、どれだけ彗星の尾が伸びてくるかが楽しみです。
※この写真はトリミングしています。
Imaging information
撮影光学系:タカハシε-180ED鏡筒
撮影カメラ:キヤノンEOS6D(フィルター換装・冷却改造)
赤道儀:ビクセンAXD赤道儀、ノータッチガイド
カメラの設定:ISO3200、ホワイトバランス晴天、RAWモード
露出時間:90秒×4コマ
画像処理ソフト: RAP2、ステライメージ8、PhotoshopCC 2018
撮影場所: 岡山県備前市吉永町八塔寺、2018年撮影