火星の写真 2007年シーズン
真っ赤に輝く火星の写真を展示しているページです。 このページでは2007年に撮影した火星の画像を載せています。他の惑星ギャラリーへは左のリンクをご利用ください。
最接近した火星の写真 2007年12月19日(21時22分頃)
火星が約2年2ヶ月ぶりに地球に最接近したときの写真です。 今回の火星の接近は「中接近」と呼ばれています。世紀の大接近と騒がれた2003年の時よりもずっと小さいですが、 それでも視直径(見た目の大きさ)は16秒角位ほどあります。
最接近した日の天気は最高に良かったのですが、気流は悪く細かな模様は見えませんでした。 でも火星は望遠鏡の視野の中でとても明るく輝いていて、いつもよりも鋭い明るさを感じました。 肉眼では模様がよくわかりませんでしたが、写真をよく見ると太陽湖あたりの模様が見えますね。 下の写真と比べると火星が丸くなったのがよくわかります。
最接近をすぎても、これからしばらくは火星の観測絶好機が続きます。 気流の良さそうな日はじっくり望遠鏡で観望したいですね。また火星が見頃になるのは、2年以上先なの ですから。
撮影機材
タカハシ TOA130望遠鏡,ペンタックスXP14アイピース
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Registax3+Photoshopにて画像処理
シーイング:1/5,透明度:4/5
火星の写真 2007年12月02日(2時13分頃)
この夜は久しぶりに天気が良かったので、今月地球に接近する火星を観望してみました。
望遠鏡を覗くと、火星表面で最も目に付く大シルチスが見えていました。 極冠の方は今まで見えていた雲のようなものが薄くなってきたような気がしました。
火星は接近につれて大きさも随分と大きく、そして丸くなりかなり見やすくなってきました。この日は透明度が良く 星々が綺麗に見えていましたが、気流の方はもう一つで残念でした。 せっかくの火星の接近ですから、もう少しよい条件で観望・撮影したいですね。
撮影機材
タカハシ ミューロン300望遠鏡,タカハシPJ21アイピース
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Registax3+Photoshopにて画像処理
シーイング:2/5,透明度:4/5
火星の写真 2007年11月04日(4時48分頃)
大増光して話題のホームズ彗星を観望した後、東の空で真っ赤に輝いている火星を観望してみました。 寒い北風が吹いていたので気流は今ひとつでしたが、赤い火星を久しぶりに見ることが出来ました。
明け方前に撮影したこの写真では、火星で最もわかりやすい模様の一つ「大シルチス」が見え始めています。 白い大きな極冠もよくわかります。この極冠は望遠鏡を覗いているときもよく見えました
火星の現在の視直径は12秒ほどですが、来月中頃には地球に最接近してもう少し大きく見えるようになります。 気流が悪い冬場ですが、これからも時間を見つけては観望したいと思っています。
撮影機材
タカハシ ミューロン300望遠鏡,ペンタックスXP14アイピース
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Registax3+Photoshopにて画像処理
シーイング:2/5,透明度:4/5