アンドロメダ大銀河
M31,Andromeda Galaxy
Takayuki Yoshida
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アンドロメダ大銀河 M31
アンドロメダ大銀河は、アンドロメダ座に位置する渦巻銀河です。 アンドロメダ大銀河は、星空の綺麗な場所なら肉眼でも位置を確認することができ、 双眼鏡で観望すると、白くボンヤリとした楕円状に見えます。 淡く広がる渦巻きの部分は、天体望遠鏡を使っても肉眼では見ることは難しいですが、 写真に撮ると、渦巻きの外側部分まで写り、大きな天体であることがわかります。
アンドロメダ大銀河の長さは、約22万光年もあると考えられており、 私たちが住む天の川銀河系の約2倍の大きさです。 アンドロメダ大銀河は、銀河系が所属する局部銀河群の中でも最大の大きさを誇り、私たちの盟主といえる存在です。 約250万光年も離れているにも関わらず、肉眼で見えるのですから、本当に大きな天体ですね。
アンドロメダ大銀河の写真は、タカハシの往年の2枚玉フローライト屈折望遠鏡「FS-152」に、 2013年に発売開始された新設計のレデューサーレンズ「FC-35レデューサー0.66×」を取り付けて撮影しました。 35ミリフルサイズ最周辺は星像が放射状になりますが、 レデューサーのお陰で、焦点距離が1216mmから820mmまで短くなると共に、F値も5.4まで明るくなるため、 撮影時間を短縮することができました。
※ギャラリーには、FS-152にフラットナーレンズを取り付け、 冷却CCDカメラで撮影したM31の画像も掲載しています。
Imaging information
撮影光学系:タカハシ FS-152、FC-35レデューサー0.66× 使用
撮影カメラ:キヤノン EOS6D(フィルター換装・冷却改造)
赤道儀:ビクセン AXD赤道儀、オートガイド追尾
カメラの設定:ホワイトバランス 手動設定、ISO2000、RAWモード
露出時間:480秒×24コマ
画像処理ソフト:ステライメージ8、PhotoshopCC 2019
撮影場所:岡山県備前市吉永町八塔寺、2020年撮影