星空日誌 過去ログ
天体写真の撮り方やデジカメの活用方法など、星の写真家が毎日の出来事を記事にして 記録している星空日誌の過去ログページです。いろいろな情報が詰まったページですので、何かの参考になれば幸いです。 左のトピックス項目から各記事をご覧下さい。
冷却CCDカメラの選び方
2006年12月9日
新しく手に入れたSTL11000Mカメラ、届いたときはやはり想像以上に大きかったです。ST2000XMよりも 二回りぐらい大きく、重いので天体望遠鏡への取り付けは苦労します。フィルターホイール内蔵なのはよい ですが、そのために2インチスリーブが偏芯しえいるので、取り付け後もカメラがクルッと回転しそうで怖いです(笑)。
でも使い勝手はとてもよく、ST2000XMでSBIGカメラの使用に慣れているので、すぐに使うことができました。 このクラスの冷却CCDカメラは いろいろなメーカーから発売され、それぞれ性能などに違いがや特色があるわけで すが、使い勝手も選ぶ上で重要なポイントだと思います。これか導入される方もその辺りを考慮されてみてはいかがでしょうか。
ご存じの通りSTL11000MカメラはフルサイズCCDの冷却CCDカメラです。APSサイズのデジタル一眼よりも広い 写野が得られますが、撮影に使う光学系がフルサイズの画質を満足しないと性能が生かせません。 そういう点も考慮した方がよいと思います。せっかくフルサイズを購入しても、回りを大きくトリミングしては もったいないですからね。
このカメラで撮影し た北アメリカ星雲Hα写真をモノクロ写真集にアップしました。 これは届いたその週に自宅でテスト撮影した写真で、正確に言うとこちらが本当のファーストショットなのかもしれません。 季節はずれの北アメリカ付近の写真ですが、よろしければ是非ご覧ください。