火星の写真 2014年シーズン
真っ赤に輝く火星の写真を展示しているページです。 このページでは2014年に撮影した火星の画像を載せています。他の惑星ギャラリーへは左のリンクをご利用ください。
火星の写真 2014年4月15日(22時01分頃)
2014年4月14日、火星が地球から約9239万kmの距離まで接近しました。 この時、火星はマイナス1.4等という明るさで輝き、視直径は約15秒となりました。 残念ながら当日は火星を撮影することが出来ませんでしたが、 次の日の夜も晴れてくれたので、地球に接近している火星の写真を撮ることができました。
火星はこれから少しずつ地球から遠ざかっていきますが、 まだしばらくの間は見ごろが続きます。 赤く明るく星は夜空で目立ちますから、すぐに火星ということがわかります。 これからは早い時刻に南中するようになるので、夜更かししなくても火星を観望することができます。 天体望遠鏡をお持ちなら観望してみてはいかがでしょう。
ところで、火星は2年後の2016年5月に、約7500万キロの距離まで近づきます。 そのまた2年後の2018年7月には、約5800万キロまで近づき、火星大接近となります。 きっとその時には、2003年の火星超大接近のような火星フィーバーが起こるのでしょうね。
撮影機材
タカハシ TOA130望遠鏡、ペンタックスXP14アイピースで像を拡大
キヤノンEOS60D(フィルター換装モデル)にて動画撮影
カメラの設定:640x480クロップ動画モード,ISO1250,90sec録画
キヤノンZoomBrowserEX+Registax6+PhotoshopCCにて画像処理
火星の写真 2014年3月24日(0時12分頃)
火星は、約2年2か月ごとに地球に接近します。 2012年に地球に小接近した火星は、2014年4月14日に再び地球に近づきます。 今年の最接近時の地球と火星との距離は約9200万キロで、2012年のときよりも若干近くなっています。
この日の夜、火星はおとめ座のスピカのすぐ側で輝いていました。 春の高気圧に日本列島が覆われていたため、気流は比較的良かったので、 天体望遠鏡を使うと肉眼でも微かに火星の模様を確認することができました。 上の写真でもいくつかの大きな模様と、極冠が小さく写っているのがわかります。
この火星の写真は、デジタル一眼レフカメラの動画モードで撮影しました。 撮影に使用したキヤノンEOS60Dには、中央部のピクセル画像だけを使用するクロップモードが設けられているので、 こうした小さな惑星の撮影に便利です。
なお、デジカメの撮影動画は、QuickTimeなどで主に使用されるMov形式で保存されます。 そのままのファイル形式ですと、惑星画像処理の定番ソフトのRegistaxは認識してくれませんので、 ファイル形式変換ソフトを使用して、AVI形式に変換する必要があります。 今回は、キヤノン純正のZoomBrowserEXを使用して、MOV形式からAVI形式へと変換を行った後、 Registax6にて処理を行いました。
撮影機材
タカハシ TOA130望遠鏡、ペンタックスXP14アイピースで像を拡大
キヤノンEOS60D(フィルター換装モデル)にて動画撮影
Registax6+PhotoshopCCにて画像処理