土星の写真　2008年シーズン

環が特徴的な土星の写真を展示しているページです。 このページでは2007年冬から2008年にかけて撮影した土星の画像を載せています。 他の惑星ギャラリーへは左のリンクをご利用ください。

土星の写真 2008年3月11日(1時10分頃)

2月25日に衝を迎えて見頃になっている土星を撮影しました。この日は春霞で透明度は悪かったものの、気流は比較的 落ち着いていました。望遠鏡を使って観望しても土星の縞模様までよく見えました。 カッシニ空隙も気流が落ち着いた瞬間に見ることができましたが、 やはり環の傾きが小さいので、今シーズンはしっかり見ることは難しいようです。

観望の後に撮影したのが上の写真です。眼視に近いイメージを意識して軽く画像処理した画像ですが、縞模様の色合いなどが 表現できました。カッシニ空隙もうっすらと写っています。当日、気流が落ち着いた瞬間に望遠鏡越しに見えた映像に 近いと思います。30センチの口径になると気流の影響を大きく受けてしまいますが、落ち着いた瞬間にはハッとする 映像を見せてくれます。

撮影機材
タカハシ ミューロン300望遠鏡,タカハシバリエクステンダー
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Registax3+Photoshopにて画像処理
シーイング:4/5,透明度:1/5

土星の写真 2007年12月02日(4時50分頃)

地球に接近中の火星を観望した後、土星も望遠鏡で見てみました。 今シーズンの土星は、昨シーズンよりも一層環の傾きが小さくなっており、カッシニ空隙などが 見づらくなっています。この日は気流ももう一つだったので、眼視で見てもほとんど隙間がわかりませんでした。

まだシーズン始めなので、見かけの大きさも小さく暗い土星です。元々暗くて撮影しにくい土星ですので、 より一層撮影が難しく感じられました。また環の傾きが小さくなると、見かけの大きさも小さく見えてしまって、 少し寂しい土星です。2004年の土星のよう に大きく傾いた環の方が、観望や撮影が楽しく感じられます。 でもこれから土星のシーズンですから、少しずつ撮影していきたいと思っています。

撮影機材
タカハシ ミューロン300望遠鏡,タカハシPJ21アイピース
ToUcam Proにて撮影 (IR Block Filter使用)
Registax3+Photoshopにて画像処理
シーイング:2/5,透明度:4/5