ティコクレーター
ティコクレーターは、満月になると光条を放つことで有名なクレーターです。 その光条は約1500キロにも及び、夜空の透明度が良ければ肉眼でもよくわかります。
ティコクレーターは比較的新しくできたクレーターで、1億年前にできたと言われています。 クレーターは非常に深く、約4,800mもあります。 新しいクレーターなので、クレーターの縁もまだ崩れておらず綺麗な形を保っています。
ティコクレーターは、小さい望遠鏡でもよくわかります。ただそれほど目立つクレーターでは ありませんので、初めは見落としてしまいそうになります。クラビウスクレーターのすぐ 北(望遠鏡では下)に位置しているので、 クラビウスを見た後は必ず見ておきましょう。