月の見所
月は私達にとって一番身近な天体で、天体観測の対象として古くから親しまれてきました。 また、月は人類が初めて到達した地球以外の天体でもあります。月は都会の空でも明るく大きく見えるので、 月面クレーター観望を手軽に楽しむことができます。
月面にある有名な地形
月の全景写真(上画像)の中には、月面の有名な地形を記載しています。 月面に興味がある方でしたら、「雨の海」や「晴れの海」という名前は、聞いたことがあるのではないでしょうか。
下には有名な月の地形を個別で載せています。こうして並べると、月面の名所一覧とも呼べますね。 リンク先には、少し大きな画像と説明文を載せています。まだ数が少ないですが、これから徐々に追加していきますので、 ゆっくりご覧ください。
プトレマイオスプトレマイオスは、月面のほぼ中央に位置するクレーターでよく目立ちます。天体望遠鏡で初めて月面を覗いたとき、 一番印象に残るクレーターではないでしょうか。 上弦の月と下弦の月の頃が見頃です。小さな望遠鏡でもよく見えるクレーターです。 |
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コペルニクスクレーターコペルニクスは、数多くあるクレーターの中でもひときわ有名なクレーターです。 コペルニクスの直径は約93キロ。クレーターの周りの壁は、内側のからは高さ3700m程もあります。 上弦の月を1日から2日過ぎた頃が見頃で、欠け際に見えているときはハッとする美しさがあります。 小さな望遠鏡でもよく見えるクレーターです。 |
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アルタイ断崖アルタイ断壁は、円弧状の断層で全長は480kmもある月の巨大な崖です。上弦や下弦の月の少し前に 綺麗に見ることが出来ます。 小さな天体望遠鏡でも綺麗に見える断崖で、斜めに走る断崖の黒い影が印象的です。 少し倍率の高い双眼鏡でも、その存在がわかります。 |
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クラビウス直径225キロもある巨大なクレーターです。このクラビウスは、クレーターの中にいくつもの 小クレーターがあることで有名です。これらの小クレーターは円弧を描いて並んでいて、望遠鏡で見るとよくわかります。 クラビウスの見頃は、上弦の月の1〜2日後です。小さな望遠鏡でも小クレーターはよく見えます。 望遠鏡の性能テストにも使われるクレーターですから、いくつ見えるか確認してみましょう。 |
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直線壁直線壁は月面の中で最も有名な断層の一つです。ちょうど半月の頃に見頃を迎え、望遠鏡で見ると直線壁という名前通りの 切り立った崖に見えます。 実際にはそれほど切り立った崖ではなく、太陽が斜めから照らしているためそう見えていると言われています。 この直線壁は全長が約100キロで高さが300m程度の大きさがあります。 |
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ティコティコクレーターは、満月になると光条を放つことで有名なクレーターです。 その光条は約1500キロにも及び、夜空の透明度が良ければ肉眼でもよくわかります。 ティコクレーター自体はそれほど大きいクレーターではなく、直径は85キロほどです。 比較的新しくできたクレーターと言われています。ティコクレーター自体は、上弦の月の少し前が見頃となります。 |
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アペニン山脈雨の海を覆うように広がる山脈で、海からの高さは数千メートルにも達します。月面で最も 大きな山脈です。アメリカのアポロ15号は、この山脈の近くに着陸しました。 アペニン山脈の見頃は下弦の月の頃です。この時には西側の斜面が太陽の光で照らされて、 山の峰が険しく尖ったように見えます。気流の良いときには、びっくりするほど細かな模様が見えてきて驚くほどです。 |
※このサイトに展示している月の写真は、上下左右が逆になっています。これは天体望遠鏡で覗くと 像が逆さまに見えるからです。月面を望遠鏡で観察したときに分かりやすいように展示しています。