木星の写真 2021年シーズン

太陽系最大の惑星で、縞模様が魅力的な木星の写真を展示しているページです。 このページには、2020年に撮影した画像を載せています。他の惑星ギャラリーへは左のリンクをご利用ください。

木星の写真 2021年8月29日(22時42分(JST))

木星の写真

2021年の木星は、お盆休み前後が絶好の観望・撮影時期だったのですが、 梅雨のような雨が続いたため、しばらく星空を見ることができず、約1ヶ月ぶりの木星撮影になってしまいました。

この夜は雲が多い空模様だったのですが、大赤斑が地球から見えているときに、 ちょうど晴れ間が広がったので、カラーCMOSカメラであわてて撮影しました。 気流はそれほど良くなかったのですが、木星のほぼ中央を横切る大赤斑を写真に捉えることができました。

木星は8月20日に衝を迎えて、早い時刻に南中するようになりました。 南中時刻が早いと、都市部の光害や熱気の影響が残っているため、撮影条件は悪くなるのですが、 夜更かししなくていいのは助かりますね。 長雨でモチベーションが下がり気味ですが、もうしばらくの間、木星撮影を楽しみたいと思います。

撮影機材
タカハシ μ-300CR望遠鏡
ヘラクレス赤道儀にて追尾
タカハシ バリエクステンダーにて焦点像を拡大
カメラ:ZWO社CMOSカメラ ASI224MC にて撮影(IR/UVカットフィルター使用)
ZWO ADC 1.25”大気分散補正プリズム使用
Autostakkert2!、WinJUPOS、Registax6、PhotoshopCC 2020にて画像処理
シーイング:3/5、透明度:3/5、兵庫県宝塚市にて撮影

木星の写真 2021年7月20日(24時54分(JST))

木星の写真

今シーズン初の木星の写真です。 2021年の近畿地方は、5月16日に梅雨入りが発表された後、7月16日まで梅雨が続き、 過去最も長い梅雨になりました。

梅雨明け後も、太平洋高気圧が東に寄った関係で、天候が不安定でしたが、 台風6号が発生した前後から天候も安定し出しました。

昨シーズンの木星と比べると、今シーズンの木星は、南中高度が約10度程高くなっています。 高度が上がったおかげで、低空の気流を受けづらくなり、撮影しやすくなりました。 撮影した夜も若干の乱気流は感じられたものの、比較的シーイングは落ち着き、 肉眼でも縞模様の詳細が良く見えていました。

今年は8月20日に木星が衝を迎えます。 衝までの約1ヶ月間、さらに大きく明るくなる木星の観望・撮影を楽しみたいと思います。

撮影機材
タカハシ μ-300CR望遠鏡
ヘラクレス赤道儀にて追尾
タカハシ バリエクステンダーにて焦点像を拡大
カメラ:ZWO社CMOSカメラ ASI224MC にて撮影(IR/UVカットフィルター使用)
ZWO ADC 1.25”大気分散補正プリズム使用
Autostakkert2!、WinJUPOS、Registax6、StellaImage9、PhotoshopCC 2020にて画像処理
シーイング:4/5、透明度:3/5、兵庫県宝塚市にて撮影

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